脱毛のしくみ

脱毛をする前に、毛のしくみ、そして脱毛の仕組みを理解していきましょう。それから脱毛サロンで説明を聞いた場合非常に分かりやすいですし、その場で疑問が湧くことがあったら、質問することができます。仕組みを理解するということは当日「へー、そういうものなんだ」とリスクを熟知せずに安易に施術してしまうことへの防止になります。

 

毛の構造

「毛」は、どれも人間の身体の大切な部分を守ったり、体温調節に役立っていたりしています。基本的に頭には一番濃い毛、つまり毛髪が生えていますが、これは人間の一番大切な脳を守る役目をしています。スキンヘッドにしている方からすると、怪我が絶えないそうです。毛髪の他に身体の要所に濃く生えている部分がありますが、この部分は守るべきところであるので、ツルツルにした場合は注意が必要です。さらに、毛の数は母親の胎内にいる時に既に決まってしまうので、生まれてから「毛が増えた」ということはありません。ただし、男性ホルモンの影響が大きいと、毛が太く濃くなることがあります。

毛は皮膚、つまり表皮から上の部分は「毛幹」で下の部分を「毛根」といいます。毛根の一番下で膨らんだ部分を「毛球」。その間に皮脂線や立毛筋などがあります。試しに一本根っこから引き抜いてみると、痛いですが良くわかりますよ。その毛球の先端部に、栄養を取り込んで毛を成長させる細胞組織があります。この部分がなくならない限り、一見毛根から引き抜いて生えてこないように見えても、栄養を吸収してすぐに生えてくる、という構造になっています。この毛母細胞を刺激して成長させるのは「男性ホルモン」です。女性ホルモンが衰える更年期に体毛が濃くなるのはこのため。逆に、女性ホルモン様成分を含んだローションなどは毛の成長促進を防止する働きがあります。

 

毛周期と成長期―毛のサイクル

「毛」を知る上では、毛の毛周期と成長期がポイントです。毛の「サイクル」ということで、脱毛をしていく上でも関係があります。一読してからサロンへ行くと、スタッフの説明がとても分かりやすいでしょう。

「毛周期」というのは毛が生え変わるサイクルです。毛には成長期というものがあって、抜いてもその下には新毛がスタンバイしています。表皮の上にでている部分が毛の全てではなく、肝心な部分は皮膚の下にあるのです。毛周期は体毛全て一律の周期ではなく、生えている部分によって違います。ちなみに一番周期が長いのが頭髪。頭髪は10日間で3~4ミリ伸びていき、3~4年で自然に抜け落ちるというサイクルになっていて、一日抜け落ちるのが50本程度だということです。毛周期が短いのは眉毛。こちらは3~4ヶ月です。全部同時に処理しようとしても、成長期のサイクルが早いところが先に生えてきてしまいます。参考までに、よく脱毛対象になるワキやビキニラインは、4ヶ月毛周期。手足は3ヶ月から半年です。

毛母細胞という毛根の先にあるものが分裂を始めると、新毛が伸び始めます。毛細血管から栄養を取り込みつつ伸びていき、表皮の上にでてきます。これを成長期といいます。レーザー脱毛などは、この成長期の毛に反応するようにできています。成長期が過ぎると、毛母細胞は分裂を止めて退行期に入ります。毛根の下にある毛乳頭と毛の結合が緩み始め、毛が表皮側へ押し出されていきます。退行期から休止期に入ると、毛は毛乳頭から離れて抜け落ちていきます。この休止期の毛にはレーザー脱毛などは反応しないので、脱毛することができません。一回で全ての脱毛を終わらせることが難しいのはこのためなのです。

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